世界大百科事典(旧版)内の第1次防衛力整備計画の言及
【自衛隊】より
…さらに1996年度以降は,時代の変化に適応するために策定された〈新防衛大綱〉に基づいて,新中期防(1996‐2000年)のもとで防衛力整備が進行中である(表2)。
[第1次防衛力整備計画(一次防)]
1957年6月,国防会議決定および閣議了解。一次防は,1958年度から60年度までの3ヵ年を対象とする計画であり,当時朝鮮戦争の終了にあたり日本から急速に撤退しつつあった米地上軍の縮小に伴い,陸上防衛力を整備することに力点を置くとともに,海上および航空防衛力についても,一応の基礎体制をつくりあげること,すなわち,骨幹防衛力を整備することを主眼として策定された。…
【防衛関係費】より
…
[防衛関係費の動き]
自衛隊の発足は1954年7月であったが,翌55年度の防衛関係費をみると,当初予算額は1349億円,その対一般会計歳出比は13.6%,対GNP比は1.78%であった。その後ほぼ横ばいで推移した防衛関係費の絶対額は,第1次防衛力整備計画(1次防)以降,顕著な増勢を示した。ちなみに1次防(1958‐60年度)は,予定される在日アメリカ軍の撤収をカバーできるだけの〈骨幹的防衛力〉の構築を主眼とした。…
※「第1次防衛力整備計画」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」