世界大百科事典(旧版)内の第2次的失業の言及
【労働市場】より
…この相対的過剰人口はさまざまな形態で存在し,失業保険制度が完備されている場合には,完全失業者として顕在化するが,多くの場合,不況期にはより賃金・労働諸条件の低い雇用・就業分野に隠れ,〈偽装雇用〉の形態をとって存在している。こうした雇用を〈第2次的失業〉もしくは〈不完全就業〉とも呼び,これが家族主義的零細自営業の就業者として存在する場合には〈潜在的過剰人口〉と呼ばれてきた。また,労働市場に本来なら現れない非労働力である家庭の主婦や老齢者が,家計収入の補助を目的として労働市場へ参入することが多い。…
※「第2次的失業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」