世界大百科事典(旧版)内の第7師団の言及
【屯田兵】より
…90年以降,兵員の族籍を問わないいわゆる平民屯田の時期に入り,兵村の配置も空知支庁管内,上川支庁管内,網走支庁管内へと広がり,内陸開拓の前線をおし進めた。軍隊的役割を果たした事例は西南戦争への従軍と,日清戦争時の臨時第7師団編成とがあり,その他臨機に治安維持的役割を果たしたが,開拓的役割が(とくに平民屯田においては)最大の機能であった。96年に正規軍としての第7師団が設置されたため,1900年以降は兵員の募集を停止し(それまでの総兵数は37中隊7300余戸),04年には屯田兵条例を廃止した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」