世界大百科事典(旧版)内の第76議会の言及
【帝国議会】より
…10月大政翼賛会が発足し,首相である近衛を総裁に擁し,その下に各界の代表を網羅する中央本部と各府県知事を支部長とする地方支部がおかれた。こうして,1940年末からの第76議会は議会史上はじめて無党無派で運営され,貴衆両院ともに国務大臣への質問をとりやめ,政府提出の全法案を可決するという異例の議会となった。41年12月8日に太平洋戦争に突入し,その直後の第78議会では貴衆両院は陸海軍に対する感謝決議を行い,2日間の会期で28億円にのぼる軍事費を可決し,言論出版集会結社等臨時取締法などの法案を成立させた。…
※「第76議会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」