世界大百科事典(旧版)内の等厚干渉縞の言及
【干渉計】より
…点光源Sが結像する位置,すなわちL2の焦点位置に目を置いて観測するので,平面鏡M1とM2の半透鏡に対する鏡像M2′が完全平行の場合,2光束間の光路差に応じ視野全体がある一様の明るさ(あるいは暗さ)となって干渉縞は見えない。もし平面鏡の一つをわずか傾けると等間隔の平行直線干渉縞が現れるが,これは平面鏡の傾きにより生じた光軸方向に対する鏡の高さの差の分布を表すとみてよい(等厚干渉縞という)。したがって一つの光束中に不均質な透明物体を入れるとその光束中の波面が乱され,2光束の光路差(試験光束は物体中を2回通過する点に注意)を等高線表示する形の干渉縞が現れることがわかる。…
※「等厚干渉縞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」