等高線照合技術(読み)とうこうせんしょうごうぎじゅつ

世界大百科事典(旧版)内の等高線照合技術の言及

【ミサイル】より

…しかし,その後技術の進歩に伴い70年代中ごろから新しい巡航ミサイルの可能性が生じた。すなわち,推進用エンジンとして小型・軽量のターボファンエンジンが出現し,低空を低速で飛行しても燃料消費が少ないため,小型・軽量で長射程の巡航ミサイルが可能になったこと,電波高度計と操縦装置をコンピューターを介して連結することにより,超低空を飛行できるようになり,相手に発見されにくくなったこと,長時間飛行中に慣性誘導装置に生ずる誤差を,後述する地形等高線照合技術terrain contour matching(略号TERCOM(ターカム))等の誘導技術の採用により補正し,弾着精度を画期的に向上できるようになったこと,などによる。アメリカではこれらの技術を用いた空中発射巡航ミサイルを搭載したB52戦略爆撃機を82年末から実戦配備し,83年末には地上から発射する地上目標攻撃用〈トマホーク〉巡航ミサイルの配備を開始し,引き続き水上艦,潜水艦搭載用〈トマホーク〉の配備を進めた。…

※「等高線照合技術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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