筋上皮細胞

栄養・生化学辞典 「筋上皮細胞」の解説

筋上皮細胞

 外分泌腺の終末部を包む細胞

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の筋上皮細胞の言及

【腺】より

…これは腺細胞の基底膜を通って腺細胞に摂取されることになる。 汗腺,唾液腺の漿液細胞部,涙腺,乳腺などでは腺体の周囲に筋上皮細胞が存在し,その突起によって網状のかごをつくって,腺体をとり囲んでいる。筋上皮細胞は平滑筋細胞の一種で,かご細胞とも呼ばれ,自律神経の興奮やホルモンの作用で収縮することによって腺体を圧迫し,その分泌を促す。…

【乳腺】より

…乳腺自身は分岐した細い管から成り,この管系の上皮は立方状の細胞から成る。この管の先端部では,上皮の外側を,筋上皮細胞と呼ばれる特殊な平滑筋細胞が籠状に包んでいる。妊娠中の乳腺では,この管系の先端が細胞分裂して円柱状の分泌細胞となり,分娩後は乳汁の脂肪とタンパク質(カゼイン)を盛んに産生し放出する。…

※「筋上皮細胞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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