世界大百科事典(旧版)内の筋原性筋萎縮の言及
【筋萎縮】より
… すべての骨格筋は運動ニューロンによって支配されており,運動ニューロンからの指令によって初めて収縮するのであるが,同時に,筋繊維の栄養状態をコントロールし,その正常の太さを保っているのも運動ニューロンである。したがって筋萎縮は筋肉そのものの病気によって生ずると同時に,運動ニューロンやそれに由来する末梢神経の病気によっても生じ,前者を筋原性筋萎縮myogenic muscular atrophyといい,後者を神経原性筋萎縮neurogenic muscular atrophyという。また,運動をすると筋肉がよく発達して太くなることはよく知られているが,逆に筋肉を長い期間使わないでいると萎縮が生ずる。…
※「筋原性筋萎縮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」