世界大百科事典(旧版)内の籠挑灯の言及
【提灯】より
…しかし挑灯の語は,初めは枠に紙をはり,吊灯籠(つりどうろう)として掲げたものをさした。ついで籠(かご)に紙をはり,取っ手をつけ,提げて歩く籠挑灯をよぶ語として用いられ,やがて割竹を骨とした折りたたみ式のものが行われたが,この新しい手提げの灯火具に提灯の語が用いられるようになって,挑灯の語はすたれた。挑灯は一所に掲げおく灯火,提灯は携えてゆく灯火と,この両者を区別する説があるが,これは上述のようにこれらの用語の新旧とこの灯火具の発生過程を物語っているといえよう。…
※「籠挑灯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」