粉本主義(読み)ふんぽんしゅぎ

世界大百科事典(旧版)内の粉本主義の言及

【狩野派】より

…その模本は次に自分が教えたり,描いたりするときの手本となった。この粉本主義は,御用絵師として画家の技術を一定の水準に保つためのものであったが,しだいに画一的で創造性の乏しい作品しか生み出さなくなった。狩野派内部においても,やまと絵や琳派の技法を取り入れてそれを打破しようとする者があったが,狩野派以外の画家にその努力が多くみられる。…

※「粉本主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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