粒界析出(読み)りゅうかいせきしゅつ

世界大百科事典(旧版)内の粒界析出の言及

【結晶粒界】より

…方位差が大きいときには,結晶粒の間の対応のよい領域と悪い領域の周期的配列から成り立っていると考えられている。
[材料の性質に及ぼす結晶粒界の効果]
 結晶粒界は,そこでの原子配列の乱れに対応して,原子の移動が起こりやすい(粒界拡散),異種の原子が集まりやすい(粒界偏析),別の相が析出しやすい(粒界析出)などという性質をもっている。耐熱材料として問題となるような高温では,結晶粒界での粘性的すべりや粒界拡散のため,結晶粒径が大きいほど材料の強度は低い。…

※「粒界析出」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android