世界大百科事典(旧版)内の粔籹の言及
【おこし】より
…古くは〈おこしごめ〉と呼び,興米と書いた。《和名抄》あたりから粔籹(きよじよ)の字をあてることが多くなったが,李時珍の《本草綱目》によると粔籹はいまのかりん糖に近いものだったようだ。《雍州(ようしゆう)府志》(1684)は,炒った米を水あめで固く練ったところから引きおこして,板状,あるいは球状にするのでこの名があるとし,京都では二口屋(ふたくちや),虎屋のものがよいといっている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」