最新 地学事典 「粘性残留磁化」の解説
ねんせいざんりゅうじか
粘性残留磁化
viscous remanent magnetization
強磁性体を地球磁場程度の磁場中に常温で長時間露出したときに獲得される残留磁化。VRMと略称。原子の磁気モーメントや磁区の配置が熱的なゆらぎによって少しずつ変化することによって残留磁化が獲得される。時間の対数に比例して増加するという特徴から粘性残留磁化と呼ばれる。最もふつうにみられる二次磁化の原因と考えられている。なお,岩体が常温より若干高い温度にあったような場合には,熱粘性残留磁化(thermo-viscous remanent magnetization)という用語を用いることがある。
執筆者:清水 吉雄・鳥居 雅之
参照項目:熱残留磁化
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

