世界大百科事典(旧版)内の精神緊張性発汗の言及
【皮膚】より
…発汗の原因として体温上昇がまずあげられる。すなわち,体温上昇が皮膚の毛細血管の拡張と血流量増大をもたらし,小汗腺の分泌活動を亢進させるが,自律神経のうちの交感系コリン作動性成分の緊張が,同成分支配下の小汗腺筋上皮細胞を収縮せしめて,腺腔内に貯留中の汗を一度に排出させる場合も考えられる(精神緊張性発汗)。 表皮の3番目の重要な性質として,メラニンの合成能を有する点があげられる。…
※「精神緊張性発汗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」