世界大百科事典(旧版)内の精糸原社の言及
【座繰】より
…こうした仕上工程の集中は,座繰小経営が連合して行う場合と生糸商人によってなされる場合とがあった。 座繰小経営による製糸結社の嚆矢(こうし)は77年に群馬県南勢多郡の豪農星野長太郎らが結成した亙瀬組(1878年旧前橋藩士族らとの精糸原社へ発展)であり,その影響を受けて同県碓氷郡でも78年に碓氷座繰精糸社(1879年碓氷精糸社へ発展,84年碓氷社と改称)が結成され,80年には同県北甘楽郡で北甘楽精糸社が結成された。前橋町生糸商も1879年に昇立社・天原社などの揚返所を設け,福島県郡山町の生糸商は共同で正製組(1880)や真製組(1881)を設立した。…
※「精糸原社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」