《精要算法》(読み)せいようさんぽう

世界大百科事典(旧版)内の《精要算法》の言及

【数学パズル】より

…和紙が虫に食われやすいことに着目して,加減乗除の計算に欠落個所を作ったパズルである。図4は藤田貞資著の《精要算法》(1781)にある代表的な虫食算であるが,最初に紹介したのは久留島義太著の《算梯》(稿本のため年代不詳)であるらしい。今日の虫食算は図5‐aのような形態となり,小学生や中学生でも取り組めるようになっている。…

【藤田貞資】より

…眼病のため職を辞し,後に久留米の有馬頼徸の家臣となる。有馬の援助により,優れた教科書として名高い《精要算法》(1781)を刊行する。天元術の教科書,佐藤茂春の《算法天元指南》(1698)を復刻して《改正天元指南》(1795)を刊行する。…

【和算】より

…代数式の立て方や図形,級数その他について,当時最高の問題を整理した数学書で,この書は広く歓迎された。有馬に召し抱えられた藤田貞資は,有馬の援助により中級程度の教科書《精要算法(せいようさんぽう)》(1781),算額の問題を集めた《神壁算法(しんぺきさんぽう)》(1789)などを刊行し,名声を博した。子の嘉言(かげん)(1772‐1828)も有馬家に仕え,親子2代にわたり多数の数学者を育てた。…

※「《精要算法》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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