…仏教語の精進はひたすら道を求めるという積極的,持続的な修善行為を内容とするが,これが日本の俗間では精進(しようじん∥そうじ),または精進潔斎と称して,ほぼ物忌と同義に用いられ,ある期間心身を慎み,酒肉を避けるといった消極的な止悪行為として受容された。そして,後には精進の期間に入る前には〈精進固め〉といって魚鳥などの動物性食品をとり,精進が終わると〈精進落し〉と称して魚鳥などを食べる風も生じた。《枕草子》に〈精進物(そうじもの)のいとあしきをうちくひ〉とあるのは,平安時代すでに精進をこうした内容のものとする理解が一般化していたことを物語る。…
※「精進固め」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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