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彼岸 ひがん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

彼岸
ひがん

仏教用語。理想の境地をいう。生死輪廻する現世此岸とし,煩悩を解脱した涅槃の境地をいう。また彼岸会のこと。

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デジタル大辞泉の解説

ひ‐がん【彼岸】

《〈梵〉pāramitāの訳「到彼岸」から》
仏語。生死の迷いを河・海にたとえた、その向こう岸。悟りの境地をいう。⇔此岸(しがん)
彼岸会(ひがんえ)」の略。 春》
雑節の一。春分の日秋分の日をそれぞれ中日とする各7日間。春の彼岸と秋の彼岸。
向こうがわの岸。
「蛍は…スウと遠く―の葦間に消えた」〈木下尚江良人の自白

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百科事典マイペディアの解説

彼岸【ひがん】

春分秋分の日を中央にはさむ7日間。雑節の一つ。初日を彼岸の入り,春分・秋分を彼岸の中日(ちゅうにち),終日を彼岸のあけという。昼夜の長さがほぼ等しく,〈暑さ寒さも彼岸まで〉の諺(ことわざ)がある。
→関連項目魂祭牡丹餅六波羅蜜

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日本文化いろは事典の解説

彼岸

春分の日(3月20日頃)と秋分の日(9月23日頃)を中日〔ちゅうにち〕として前後3日間の7日間のことを「彼岸」といいます。そして初日を「彼岸の入 り」といい、最終日を「彼岸の明け」と呼んでいます。地方によって若干の違いはありますが、先祖を供養し、ぼた餅おはぎ、お団子や海苔巻き、いなり寿司 などを仏壇に供えます。

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世界大百科事典 第2版の解説

ひがん【彼岸】

春分秋分を中日として,その前後おのおの3日にわたる1週間を〈お彼岸〉と称し,この期間に寺院では彼岸会という法会を行い,信者は寺に参詣し,説法聴聞,また墓参などをする。このような習俗はインド,中国にもみられず,日本にしかない。彼岸の語はふつうサンスクリットpāramitā(波羅蜜多)の訳〈到彼岸〉の略とされ,仏教に由来する行事とするが,太陽信仰に関係があり,〈日の願〉から〈日願(ひがん)〉になったと推定する五来重の説もある。

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大辞林 第三版の解説

ひがん【彼岸】

春分の日・秋分の日を中日ちゆうにちとする各七日間。また、この時期に営む仏事。俳句では、彼岸といえば春彼岸のこと。 [季] 春。 → 秋彼岸彼岸会
pāramitā(波羅蜜多)の訳語「到彼岸」から出た語〕 迷いを脱し、生死を超越した理想の境地。悟りの境地。涅槃ねはん。 ↔ 此岸しがん
目標に至った理想的状態。凡人を超えた、高度な境地。

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世界大百科事典内の彼岸の言及

【あの世】より

…あの世・この世は仏教でいう彼岸・此岸に対応する語であり,その意味であの世は極楽・浄土または地獄をさす。一般にはもっと漠然と死後の世界,この世とは別の場所の意に用いられる。…

※「彼岸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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