…しかし法体となった信西は,同じく法体の上皇にいちだんと親近し,院近臣グループのリーダー格にのしあがった。また35年(保延1)ころ,紀伊守藤原兼永の女朝子をめとったが,これが後白河天皇の乳母として有名な紀二位で,この縁により信西は天皇の践祚後さらに勢威を伸ばした。ことに保元の乱前後の活躍は目覚ましく,天皇方の謀主となって勝利をおさめ,死刑を復活し,摂関家の分裂に乗じてこれを抑圧し,天皇親政をうたって新制(保元新制)を発布し,記録所を設け,平安内裏を復興した。…
※「紀二位」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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