藤原朝子(読み)ふじわらの ちょうし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原朝子」の解説

藤原朝子 ふじわらの-ちょうし

?-1166 平安時代後期の女官
紀伊守(きいのかみ)藤原兼永の娘。藤原通憲(みちのり)(信西(しんぜい))の後妻待賢門院につかえ,大治(だいじ)2年(1127)雅仁(まさひと)親王(のちの後白河天皇)の乳母になる。保元(ほうげん)2年天皇即位の儀礼で八十島祭使(やそしままつりのつかい)をつとめ,4年従二位。通憲との間に藤原成範(なりのり),藤原脩範(ながのり)らをもうけた。永万2年1月10日死去。通称は紀(紀伊)二位,紀伊典侍。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android