紅雲母摺(読み)べにきらずり

世界大百科事典(旧版)内の紅雲母摺の言及

【雲母摺】より

…浮世絵版画の摺刷法の一種。人物画の背地に雲母(うんも)の粉末を用いたもので,地の色により白雲母摺,黒雲母摺,紅(べに)雲母摺などと呼ばれた。雲母粉を画面に定着させる方法に,(1)地の色と姫糊(あるいはにかわ)のための版木を2枚用意しそれらを摺り重ねた上に雲母をふりかける,(2)はじめから雲母粉を姫糊に混ぜて1枚の版木で摺る,(3)雲母摺を施す以外の部分を覆いにかわに混ぜた雲母を刷毛で引く,の3種類がある。…

※「紅雲母摺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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