世界大百科事典(旧版)内の紐付き価格の言及
【鉄鋼業】より
…とくに73年秋の石油危機後は毎年のように価格が引き上げられてきた。その場合,カルテルは表面上は形成されず,新日鉄のリーダーシップのもとできわめて協調的な価格形成がなされたことに特徴があり,とりわけ,自動車,造船,電気機械,産業機械などの大口需要者向けのいわゆる紐付き価格の引上げが主要鋼材価格値上げの突破口としての役割を果たしている。近年は,たとえば新日鉄とトヨタ自動車との価格交渉にみられるごとく,大手高炉メーカーと大口需要者との個別交渉が主要な鋼材価格を事実上決定するに至っているほど,メーカー,ユーザーともに協調的な寡占行動を示している。…
※「紐付き価格」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」