世界大百科事典(旧版)内の純酸素転炉の言及
【製鉄・製鋼】より
…原子力発電を含め安価な電力が得られるようになれば注目される方法であろう。
【製鋼法】
[純酸素転炉]
傾動可能の徳利形炉に溶銑を注ぎ,装入が終われば炉体を起こし,石灰石を入れ,ランスを通して,高純度,高速の酸素を吹き込む。溶鋼温度は酸素が直接吹き付けられる付近(火点)では2500℃程度の高温となり,銑鉄中のC,Si,Mn,Pなどが激しく酸化され,酸化物は石灰石と結合してスラグ(鋼滓ともいう)となって除去され,鋼となる。…
※「純酸素転炉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」