紙撚切(読み)こよりぎれ

世界大百科事典(旧版)内の紙撚切の言及

【古筆】より

… 古筆切につけられた名称は,一つの巻物がいくつかに切断され,各所に分蔵されるに至った場合,もとは同じものであることを認識する必要から固有の通称がつけられるようになったもので,もとの所蔵者,伝来の地名,字すがた,料紙などの特徴にちなんで名づけられる。例えば,所蔵者の名をつけたものには本阿弥光悦の愛蔵した伝小野道風筆《古今集》断簡の〈本阿弥切〉などがあり,伝来の地名を冠したものは〈高野切〉〈本能寺切〉など,字すがたによるものは伝藤原佐理筆〈紙撚(こより)切〉〈針切〉など,料紙の特徴にちなむものに伝藤原行成筆〈升色紙〉,伝小野道風筆〈継色紙〉,伝紀貫之筆〈寸松庵色紙〉などがある。 現存する古筆切は約500種類に及んでいる。…

※「紙撚切」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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