世界大百科事典(旧版)内の紫外・可視吸収法の言及
【分光分析】より
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[紫外・可視分光分析spectrochemical analysis in ultraviolet and visible region]
われわれは目で見た色によって物質の識別を行うことができるが,これは自然光を光源とし,目を検出器とした最も単純な可視分光分析とみなすことができる。紫外・可視吸収法は,比色法とも呼ばれ,発色団を有する有機分子や,錯体などの無機化合物をはじめとして,種々の化合物の分析に広く用いられている。また,溶液中に含まれる金属イオンを錯体形成剤と結合させ,有色錯体として分析することもできる。…
※「紫外・可視吸収法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」