世界大百科事典(旧版)内の紫色盆地の言及
【四川[省]】より
…四川盆地は大巴山,米倉山,青蔵高原辺縁部,大婁山,巫山などに囲まれた断層沈降盆地である。表層には紅色~紫色の砂岩,ケツ岩を母岩とする紫色土が広くおおうため〈紫色盆地〉とよばれる。19世紀四川を調査したリヒトホーフェンは〈赤盆地Red Basin〉と名づけている。…
【四川盆地】より
…米倉,邛崍(きようらい),大婁(だいろう),巫山などに囲まれ,東部の山地,中部の丘陵,西部の成都平原の各地域からなる。紫紅色の砂岩・ケツ岩が堆積するため,紫色盆地,赤盆地ともよばれる。岷(みん)・沱(だ)・嘉陵江などの河川が縦貫,南部を東流する長江(揚子江)に合流する。…
※「紫色盆地」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」