《経営と労働者》(読み)けいえいとろうどうしゃ

世界大百科事典(旧版)内の《経営と労働者》の言及

【人間関係論】より

…この研究では雲母はぎ実験,継電器組立実験,配電盤巻線実験,面接計画など7種の実験や観察が行われたが,これらから,(1)生産能率は働く人々の,自分の仕事,仕事仲間,上役,会社全体に対する態度や気分に深く依存しており,これらのものは時として,作業の物理的条件よりも強い影響力をもっている,(2)このような働く人々の態度や気分は,その人が属する職場集団の特質,行動様式,上役のリーダーシップ,経営幹部と従業員の人間関係などによって大きく左右されること,などがわかった。これらの知見はレスリスバーガーとW.J.ディクソンによって《経営と労働者》(1939)として世に問われたが,この本は当時,産業界におけるバイブルとされ,社長室の本棚を飾った。 一方,この研究に対しては,(1)実験対象の大部分が女子であった,(2)作業者の〈自分たちには期待がかかっている〉という意識が,研究者にとって都合のよい結果を生みだしている可能性がある(ここから〈ホーソーン効果〉という言葉さえ生まれた),(3)労働組合がまったく考慮されていない,ことなどへの批判が寄せられたが,それまでの〈従業員はお金のためだけに働くものだ〉という単純な考え方が反省され,従業員の社会的欲求の充足を基調とする,いわゆる〈人間関係的管理〉を生みだすことになった。…

※「《経営と労働者》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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