世界大百科事典(旧版)内の結核性肋膜炎の言及
【小児結核】より
…小児のかかる結核。第2次大戦後,化学療法の進歩,BCG接種,定期健康診断,社会環境の改善によって結核患者,結核による死亡者はともに激減したが,近年老人人口の増加に伴って老人結核が増加する傾向にあり,また小児結核も家族感染によるものが注目されている。小児結核が成人のそれと異なる点は,成人に多くみられる慢性肺結核症が10歳以上にあること,大部分が初期結核症であること,乳幼児では比較的急性な経過をとり,粟粒結核(ぞくりゆうけつかく)や髄膜炎を起こしやすいこと,などである。…
※「結核性肋膜炎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」