世界大百科事典(旧版)内の絞痕の言及
【絞死】より
…自絞死では,紐状物が緩まないように結節が作られていたり,数回以上巻きつけられていることが多い。絞死の際は,頸部に紐状物による圧迫痕(絞溝または絞痕)が生じ,頸部の静脈は容易に閉塞されるが動脈は閉塞されにくいため,頭部顔面に強い鬱血(うつけつ)を生じ,眼結膜に溢血点(いつけつてん)が出現する。気道が容易に閉塞されるので死因は窒息であり,まれに,脳への血液供給停止や頸動脈洞の圧迫によるショックで死亡する。…
※「絞痕」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」