世界大百科事典(旧版)内の統一戦線促進労働組合懇談会の言及
【労働運動】より
…資本主義社会において,労働者階級が労働条件や生活条件の改善を通じてその経済的・政治的・社会的地位の向上を目ざす運動の総称。 労働運動は,資本主義の発展に照応して変化しつつ発展する。資本主義の発展がそもそも国によって不均等であり,階級構成や権力構造も異なるので,各国における労働運動の発展も一様ではない。イギリスでは資本主義がいち早く成立し,農民層の分解が徹底して行われたので,労使の関係も早くから明確な対立関係という形をとった。…
【労働組合】より
…これに対しては労働四団体,とくに総評内でいろいろな議論があったが,翌82年12月全民労協(全日本民間労働組合協議会)が発足した。 以上のような労働組合運動の動向に対して,1974年,主として総評内の共産党系の労働組合は統一労組懇(統一戦線促進労働組合懇談会)を発足させ,全民労協結成の動きを右翼的再編成であるとして批判的な運動を展開した。
[新しいナショナル・センター]
全民労協はその後も民間先行型の労働戦線統一の中心となり,87年全日本民間労働組合連合会,ついで89年日本労働組合総連合会の結成をみた(〈連合〉の項を参照)。…
※「統一戦線促進労働組合懇談会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」