世界大百科事典(旧版)内の統一親子法の言及
【人工授精】より
…また女性の地位向上に伴い,〈未婚の母〉に対する社会の対応が寛容になってきたため,伝統的な嫡出子と非嫡出子の差別も法制面で薄らいだ事情があり,この点でも人工授精に対する抵抗感は少なくなっている。 アメリカの統一親子法は,親子を自然の親子と養親子の2種類とし,自然の親子は親の婚姻状態に関係なく平等であるとしている。同法5条は人工授精について規定し,人工授精を実施した妻の夫は,子の〈自然の父〉と扱われるものとし,アメリカの州法に承継されるにいたっている。…
※「統一親子法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」