世界大百科事典(旧版)内の絶乾比重の言及
【骨材】より
…骨材の諸特性を表すものとして,(1)比重,吸水率,安定性,すりへり抵抗性,(2)粒形,粒度,最大寸法,(3)含水状態,有害物質の含有量がある。骨材の比重としては骨材中の空隙に水が満たされ,表面には水分が存在しない状態(表面乾燥飽水状態)を基準とした見かけ比重を用いるのがふつうであるが,絶乾比重(105℃で定重量になるまで乾燥させた状態が基準)を用いることもある。また骨材の粒形,骨材の大小の粒の混合状態の程度を示す粒度はコンクリートのワーカビリチーに関係し,粒形は球または立方体に近いほど単位水量(コンクリート1m3を作るのに必要な水の量)が少なくて経済的なコンクリートが得られる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」