世界大百科事典(旧版)内の《続一年有半》の言及
【一年有半】より
…明治日本にたいする罵倒(ばとう)の筆は厳しく,他方,義太夫・浄瑠璃の名人芸を堪能する至上の喜びを語る。つづいて10月出版された《続一年有半》は,自由平等の理想主義,芸術的感興にこの世の生を享受する現世主義の根底にある兆民の哲学をまとめたもので,副題にいう〈一名無神無魂〉の唯物論哲学を展開する。ともに文章家兆民と哲学者兆民の真骨頂を示している。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」