綾包(読み)あやつつみ

世界大百科事典(旧版)内の綾包の言及

【胴丸】より

…そして三物(みつもの)といって胴に袖と冑を添えるのが普通になり,肩の覆いとした杏葉は前方に下がって胸板の左右の付物になった。15世紀ころからあいつぐ戦乱によって需要が増加したため,下層の武士の間では,古物を作り直した仕返(しがえし)の胴丸や,粗雑な伊予札(いよざね)などとよぶ小札の上を全体に革や布帛の類で包んで菱綴(ひしとじ)とした革包,綾包(あやつつみ)などという胴丸が用いられるようになった。(おどし)も札1枚ごとに細かくせずに,数枚とばして点々とあらくかがる素懸(すがけ)という手法の発生を見るようになった。…

※「綾包」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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