世界大百科事典(旧版)内の綿花借款の言及
【借款】より
…通常は政府対政府の間の貸借を意味するが,外国の準政府機関や民間の金融機関から,資金を必要とする政府や企業が資金を借り入れる場合にも,借款という言葉が使われる。日本が関係した具体的な事例としては,古くは第1次大戦後に日本政府が対中国政府向けに貸した西原借款があり,また1954年に日本の商社がアメリカのワシントン輸出入銀行(現,アメリカ輸出入銀行)からアメリカ綿花の輸入代金を借りた綿花借款,さらには高度成長期に東名高速道路や東海道新幹線建設のために日本道路公団や国鉄(現JR)が世界銀行から借りた世銀借款などがある。 借款にはいろいろな条件が課せられるが,とりわけ重要なのは返済方法に関するものと,資金の使途に関するものである。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」