世界大百科事典(旧版)内の総匹田絞の言及
【絞染】より
…たとえば裾から肩へ花をつけた梅樹が大きく広がり,梅花は鹿の子で埋めつくす寛文小袖(かんぶんこそで)の図柄である。また小袖全体を鹿の子で埋める総匹田(そうひつた)絞が流行した。総匹田は生地の布目を斜め45度につまんで小さくくくり,その粒をそろえてすきまなく詰めて染め上げ,絞糸を解くと小さな枡形が斜めに整然と並ぶのである。…
※「総匹田絞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」