世界大百科事典(旧版)内の総合学説の言及
【進化論】より
…この間にド・フリースの《突然変異説》(1901)が出され注目をひいたが,それは上記の情勢の中で出たためにいっそう関心を呼んだのでもある。やがて遺伝子説が確立され,突然変異が淘汰の素材であると考えられるようになり,1930年ごろからの自然淘汰説を柱とする集団遺伝学の発展で,新たな段階でのネオ・ダーウィニズムが基礎づけられ,それはまた生物学の諸分野の総合という面から総合学説synthetic theoryとも呼ばれた。 分子生物学の成立と発展は,分子進化の研究を進化学の重要な分野として確立した。…
※「総合学説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」