縛られ地蔵(読み)シバラレジゾウ

デジタル大辞泉 「縛られ地蔵」の意味・読み・例文・類語

しばられ‐じぞう〔‐ヂザウ〕【縛られ地蔵】

願をかける際に縄で縛り、成就したのちにほどく地蔵。縛り地蔵。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の縛られ地蔵の言及

【願掛け】より

…このほか,患部の形を木や石で作ったものや,穴あきの椀・ひしゃく・石などを奉納したり,ほうきやしゃくしなど神前の供物を借りてきて御礼には倍にして返すものがある。また〈縛られ地蔵〉のように願をかなえてくれれば縄をといてやるといって祈願するものもある。このように自分に一定の苦行を課して神仏に自分の願いを知ってもらいその恩寵や霊験を得るものや類感呪術的なものが多いが,逆に神仏にふだんと異なったことや苦行を強いて現状を転換させようとするものもみられる。…

※「縛られ地蔵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む