世界大百科事典(旧版)内の繊維素性炎の言及
【炎症】より
…(1)漿液性炎serous inflammation 主として皮膚の疱疹にみられるように,液性物質のみの滲出が主体となるもので,通常跡も残さず治癒してしまう。湿疹(2)繊維素性炎fibrinous inflammation 滲出物としてフィブリンfibrinの析出を伴うもので,リウマチや尿毒症のときなどにみられる心外膜炎などで,治癒してもしばしば繊維性の癒着を生ずる。(3)カタル性炎catarrhal inflammation 普通の風邪のときに鼻汁がたくさん出るような状態をカタルといい,多量の粘液の分泌を伴う炎症。…
※「繊維素性炎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」