繰り弁(読み)くりべん

世界大百科事典(旧版)内の繰り弁の言及

【辻説法】より

…日蓮の辻説法は著名であるが,その事実は確認できず,16世紀に作られた日蓮の伝絵にもみえない。近世末期日蓮宗で,〈繰(く)り弁〉と称して日蓮の伝記などを独特な口調で語る説法が行われ,このなかに辻説法のことがみえてくる。明治時代に日蓮独特の布教法として強調され,田中智学は鎌倉小町にその顕彰碑を立て,森鷗外に一幕物の歌舞伎《日蓮聖人辻説法》(1904初演)があり,日本画家野田九浦は1907年日蓮辻説法の図を描いた。…

※「繰り弁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む