世界大百科事典(旧版)内の羊水穿刺の言及
【羊水診断】より
…出生前に原因を有し,またすでに胎生期に発症している先天異常の診断,胎児の成熟度判定など,胎児の状態について,より直接的,より正確な情報を得る方法である。羊水穿刺(せんし)によって得た少量の羊水を用いて検索するので羊水診断と呼ばれる。Rh血液型不適合による胎児赤芽球症(新生児重症黄疸)の診断に羊水中のビリルビン測定が役立つことが認められたことに端を発し,1960年代に染色体異常,先天性代謝異常の診断が試みられ,臨床的に応用されることになった。…
※「羊水穿刺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」