世界大百科事典(旧版)内の美作三湯の言及
【奥津[町]】より
…吉井川上流の山間地に位置し,谷底に水田があるほかはすべて山林で,かつては山地を牛の放牧地に利用したが,今日では植林が進んでいる。奥津温泉(単純泉,40~43℃)は湯原,湯郷(ゆのごう)とともに古代から美作三湯(みまさかさんとう)として知られる。女性が《奥津音頭》に合わせて足踏み洗濯をする風習があり名物になっている。…
【湯郷[温泉]】より
…岡山県東部,英田(あいだ)郡美作(みまさか)町にある温泉。奥津温泉,湯原温泉とともに美作三湯の一つで,美作地方の観光の一中心となっている。吉野川西岸にあり,江戸時代には津山藩主の森氏,松平氏の保護を受けた。…
【湯原[町]】より
…中心集落の湯本は近世,大山詣の宿泊地としてにぎわった。美作(みまさか)三湯の一つである湯原温泉の町で,湯原,郷緑(ごうろく),野谷(のたに),足(たる),真賀(まが)の5温泉がある。最も著名なのが湯原温泉(単純泉,35~52℃)で,歴史は10世紀にさかのぼると伝えられる。…
※「美作三湯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」