《美術考古学教本》(読み)びじゅつこうこがくきょうほん

世界大百科事典(旧版)内の《美術考古学教本》の言及

【技術史】より

…これはアレクサンドリアのヘロンから始めて,ウィトルウィウス,大カトーなどの古代の書物,ビリングッチョ,G.アグリコラ,G.カルダーノ,ベッソンJacques Besson,ラメリAgostino Ramelli,レオナルド・ダ・ビンチその他の15~16世紀の技術書を近代的な図版を入れて紹介しつつ,ワットの蒸気機関に至るもので,それまでの発明物語にとどまらない専門的な技術史の書物であった。19世紀には近代考古学が成立し,とくにミュラーKarl Otfried Müller(1797‐1840)の《美術考古学教本》(1830)が技術史を含む新しい視点を示して研究法が確立しただけでなく,先史時代の考古学が始まって発掘による技術史料が豊富になった。C.J.トムセン以来,先史時代の時代区分が技術史にもとづいて行われるようになったし,化学分析の技術や炭素の放射性同位元素14Cによる絶対年代測定技術も進んで,先史時代技術史は考古学と結びついている。…

※「《美術考古学教本》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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