《義認と和解》(読み)ぎにんとわかい

世界大百科事典(旧版)内の《義認と和解》の言及

【自由主義神学】より

…プロテスタントでは特にK.バルトが,近代主義神学の人間主義化に対抗して神と人間の質的差異を強調する弁証法神学を立てたが,彼自身シュライエルマハーを乗り越えたとはいわず,また自由主義神学の学問的批判的方法を拒否しなかったことは特徴的で,古い形の正統主義はプロテスタントにおいてさえもはや成立しなくなっているといえる。リッチュルは主著《義認と和解》3巻(1870‐74)で,イエスの人格と内的生命の中に神の啓示を見たが,ハルナックは綱領的著作《キリスト教の本質》(1900)においてこれを展開し,神の啓示はその後の歴史の中にも与えられると主張した。宗教史学派は終末論を強調することによって啓示の人間主義化に対抗したが,同時に終末論を非神話化し歴史化する課題をになうことになった。…

※「《義認と和解》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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