耐寒性(読み)たいかんせい

精選版 日本国語大辞典 「耐寒性」の意味・読み・例文・類語

たいかん‐せい【耐寒性】

  1. 〘 名詞 〙 寒さに耐える性質。〔航空工学便覧(1940)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

世界大百科事典(旧版)内の耐寒性の言及

【耐性】より

…例えば暑い砂漠に生息する動植物は,高温,乾燥の下で十分生きていけるだけの耐熱性,耐乾性をもっており,寒帯や高地に住む昆虫の多くは耐凍性をそなえ,また氷点下の温度でも(あるいはそのような温度条件下でのみ)活動できるものもある。日本のような温帯に生える植物も,冬の寒さに対するかなりの耐寒性をもっている。これらの耐性の機構はさまざまであり,体表の構造(水の透過性が低いなど),体液の組成(寒帯昆虫の場合はグリセリンなど凍結防止物質の存在,温帯植物の場合は糖濃度の増加による浸透圧の上昇),さらに呼吸その他体内での物質変化にかかわる酵素の最適温度が極端に高いまたは低いなど,いろいろなレベルでの適応がみられる。…

※「耐寒性」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む