耕区(読み)こうく

世界大百科事典(旧版)内の耕区の言及

【開放耕地制度】より

…石垣,生垣,溝などの恒常的仕切りによる〈囲込みenclosure〉を認めず,個々の農家の所有する耕地を〈開放された状態open〉に保つことによって,村落共同体による耕作規制の徹底を図ったために,このように呼ばれる。 村域内部の耕地は,それぞれが一団をなす耕区と呼ばれる複数の単位に編成され,そのおのおのの内部で共同体成員が原則として平等な土地配分を受ける。おのおのに配分された地片は地条stripと呼ばれるが,ヨーロッパ中世に典型的な重量犂が用いられる場合には,地条は中央部が盛り上がった細長い帯形を呈し,隣接地条とは土地の凹凸によって区分されるのみであった。…

※「耕区」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む