世界大百科事典(旧版)内の聖ウィトゥスの踊りの言及
【舞踏病】より
…1237年にはドイツのエルフルトで,1000人もの子どもたちがこれに襲われ,またペスト(黒死病)時代の1374年には同じドイツのアーヘンに起こり,オランダに伝染し,ケルンだけでも500人,メッツでは1000人が踊り狂ったという。こうした踊り狂う奇病は,〈聖ウィトゥス(ファイト)の踊り〉ともいわれ,ブリューゲルの作品でも知られる。 15世紀には南イタリアで,タランチュラというクモに刺されて起こると信じられたタランティスモtarantismoと呼ばれる舞踏病が知られる。…
※「聖ウィトゥスの踊り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」