聖娼(読み)せいしょう

世界大百科事典(旧版)内の聖娼の言及

【聖婚】より

…リュディアのトラレスで出土したギリシア語の碑文には,こうした慣行が2世紀ころまでも続いていたことが記録されている。キリスト教に改宗したローマのコンスタンティヌス大帝が,バールベクに根強く生きるアスタルテ崇拝と〈聖娼religious prostitution〉の慣行に手を焼き,性的不道徳の根絶を理由に神殿の徹底的な破壊を命じたのは,記録によると4世紀であった。 M.エリアーデによると,古代オリエント社会に広く分布したこうした性風俗は,一般に古代社会における農耕儀礼に,その起源をたどることができるという。…

※「聖娼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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