世界大百科事典(旧版)内の聖性の学校の言及
【シトー会】より
…娘修道院の設立はベルナールが院長となったクレルボーClairvauxをはじめ彼の没年までに343ヵ所を数え,フランスから西欧諸国にひろまり,12世紀末から13世紀にかけて〈シトー会の世紀〉と呼ばれるほどの全盛期を迎え,700以上の各国修道院に〈白衣の修道士〉が満ちあふれた。同会は〈聖性の学校〉ともいわれ,教会・修道院改革運動の中心となる人材を育て,神秘思想家としても著名なベルナールは,聖母マリア崇敬の弘布,第2回十字軍の勧説,騎士修道会設立など西欧精神史上の重要な業績を果たした。またその清貧の精神は簡素美を尊ぶ独特な教会堂建築に反映している。…
※「聖性の学校」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」