世界大百科事典(旧版)内の聖賢像の言及
【肖像】より
…彫像は実存在であるから現実空間に固定せざるをえず,礼拝対象とはなりえても,日常性の表現には,肖像画がより内的な表現を可能にしたのである。中国の肖像画は,勧戒画(かんかいが)もしくは聖賢像(せいけんぞう)として成立した。そこでは像主との相似性(肖似性)が当然要求されたが,たんなる外見上の相似にとどまらず,内面的な全人格,境涯の表出も不可欠であった。…
※「聖賢像」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」